珠洲ヤブツバキ Suzu Camellia Japonica

珠洲ヤブツバキについて

About Suzu Camellia japonica

珠洲ヤブツバキとは?

本州のほぼ真ん中で日本海に向かって大きく突き出している能登半島、その最先端にあるのが珠洲市です。この珠洲市の花木に指定されているのが、市内各所で見られるヤブツバキです。
ヤブツバキは学名がCamellia japonicaと言われるように、日本固有種の植物です。古くから人々に愛でられ、ヤブツバキの突然変異種から多くの観賞用椿が作り出されてきました。そのヤブツバキが、市内各所に群生し幹周りが1メートル以上の巨木も数多く見られる場所が珠洲市です。
毎年、花の少ない冬季に鮮やかな紅色の花を木いっぱいにつけ、能登に春の訪れを告げるヤブツバキ。可憐に咲く紅色の花は、訪れる多くの人を魅了してやみません。

開花時期 10~4月
生育地 珠洲市
植物のタイプ 樹木
大きさ・高さ 10~15メートル
花の特徴 花の色は基本的には紅色で、花径5~8センチくらいの筒状の5弁花を咲かせる。 雄しべはたくさんある。
合弁花で花びらの根本で繋がっているので、花びら1枚ずつは散らず、1花ごと落花する。
葉の特徴 葉は長い楕円形で、向かい合って生える(互生)。 葉の先は尖り、縁には疎らなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は濃い緑色で艶がある。 葉脈は比較的不鮮明である。
実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。 種子からは椿油を採取する。
学名 Camellia japonica
分類 ツバキ科 ツバキ属

只今、群生地を調査中です。